三重県書道連盟

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三重県書道連盟のシンボルマークが決定

昨年末、三重県書道連盟のシンボルマークを募集いたしましたところ、191点もの応募がありました。

1月23日に本連盟役員による審査の結果、亀山高校3年森本汐音さんの作品に決定いたしました。

以下、森本さんの制作意図です。

『このデザインは、筆と硯をモチーフにしています。筆の持ち手の部分が硯となっています。硯には三重県の「三」という字を取り入れました。筆が8という形を描くようなデザインです。8という数字は、漢字で書くと「八」となります。「八」は、末広がりとよばれ、とても縁起が良く、発展・繁栄・繁盛を意味します。書道芸術の更なる発展・振興を表わすことができたら良いなと思いデザインしました』

 

審査では、どのマークも個性・思いが光る作品であり何度も感嘆の声があがりました。多数の応募まことにありがとうございました。

なお、このシンボルマークは2月27日運営委員会にて承認されました。今後、著作権その他一切の権利は三重県書道連盟に帰属します。

 

「書道」を登録無形文化財として登録

 

文化庁の報道によると、令和3年10月15日(金)に開催された国の文化審議会にて、「書道」を登録無形文化財として登録するよう文部科学大臣に答申したと発表されました。

関連資料:https://www3.nhk.or.jp

書道は、漢字の伝来以来中国の優れた書から書法を吸収し技法を工夫していく中で、平安中期以降、和様の書が生まれ和歌文化の隆盛とともに仮名の書が発展しました。さらに江戸時代になると伝統的な書法が庶民層にまで受容されるようになりました。これらは現代における優れた書の表現にも伝統的に育まれてきた美意識を見てとることができます。すなわち書道は、生活文化に係る歴史上の意義を有するとともに、芸術上の価値が高いものであります。
誠におめでとうございます。ご担当された関係各位のご尽力の賜であり、我々書道に携わる者には喜ばしい限りです。益々書道が盛んになって、次世代へ繋がっていくことを期待します。
また、このことは日本書道をユネスコの無形文化遺産に登録しようとする日本の書道界の運動の中で、大きな励みになったことと思います。(三重県書道連盟運営委員長)