三重県書道連盟会員公募展が8月12日から開催されます。
募集要項はこちらから。
また今回は第70回記念展のため、テーマがあります。詳しくはこちら。
今回は硯の紹介です。
硯は漢時代にはすでに定着しており、歴史が進むにつれて意匠を凝らした硯が職人の手により作られていきました。
写真は蝉の形をした硯です。古代中国では蝉は毎年夏に出てくることから『再生・復活』を意味する大変縁起の良い生き物として好まれました。
この他に陶器の硯、瓦の硯、風景を模した硯など美しい硯がたくさんあります。
良い硯は水を少量入れ撫ぜると、水にとろみがあるように見えます。良い硯は生涯使えますが、たくさん墨を磨る場合表面が摩耗してしまうため、時々砥石で加工したりします。(鼎)